Upscaler(アップスケーラー) 比較検証

2023年8月19日

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Upscalerとは


Stable DiffusionのUpscalerは、画像の解像度を高品質にアップスケールするための画像処理技術です。この技術は、最新のディープラーニング技術を応用しており、高解像度画像を生成するために、大量の画像データを学習しています。

Stable DiffusionのUpscalerは、従来のアップスケーリング技術と比較して、より高品質で自然な画像を生成することができます。これは、アップスケール処理中に発生するノイズや歪みを最小限に抑えることができるためです。また、この技術は、画像のディテールを緻密に再現することができ、画像の質感や色彩を正確に保持することができます。

この画像を様々なUpscalerで試していきます。
参考にしてください。

※他の 設定は以下の通りデフォルト値で検証します。


比較画像

条件によっては変化するのだと思われますが今回の検証結果では大きな違いはありませんでした。 比較画はこちらです。

元の画像と比較画像は同じものなの?
イメージが違うのはなぜなの

それはね! Upscaler時に追加されるノイズが大きく影響している様なのです、少しノイズ役割をおさらいしておきまましょうか。


ノイズの役割

Stable Diffusionは、低解像度の画像とランダムなノイズを組み合わせて、高品質な高解像度の画像を生成します。低解像度の画像は、高品質の画像を生成するための「ヒント」や「初期値」になります。ランダムなノイズは、生成された画像に自然な質感を与えるのに役立ち、不自然なパターンが現れるのを防ぐためにも使用されます。

ノイズは、Stable Diffusionが生成する画像の多様性を増やし、訓練データにはない新しい画像を生成するのにも役立ちます。そのため、Stable Diffusionは、高品質で自然な画像を生成するために、ノイズを必要としていると言えます。

つまり、Stable Diffusionは、低解像度の画像とランダムなノイズを組み合わせて、高品質な高解像度の画像を生成する技術であり、ノイズは高品質で自然な画像を生成するために必要不可欠な要素であるということです。

影響しない程度でノイズ除去強度を調整すれば良いだけじゃないのかな?

そうだね!
元画像が保てる程度のノイズ除去強度を探ってみようか!

ノイズ除去強度の比較検証

デフォルト値は0.7ですが、0.1~1まで0.1間隔でどの様な変化が起こるか検証していきます。

元画像のイメージが保てるのはノイズ除去強度0.3程度が限界のようです、0.3以降は段々若くなる様なイメージをうけます、0.8以降は背景や服装までも変化しています、0.9以降は面影もありません。

イメージを崩したくない場合はノイズ除去強度を下げるのが良さそうですが複雑なプロンプトを使った画像では下げ過ぎると崩壊してしまう様ですので、複雑な物は少しずつ下げた方が良さそうです。

老け顔を修正したい場合は逆に高く設定すれば若く見えるかも?しれません、意外と楽しめる設定です。