Stable DiffusionのcX/Y/Z plot:より良い画像を生成するコツ

2023年8月15日

cX/Y/Z plotとは

Stable Diffusionでより良い画像を生成するコツの1つは、cX/Y/Z plotを使用することです。cX/Y/Z plotは、Stable Diffusionのさまざまなパラメータとそれらが画像に与える影響を確認するためのツールです

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サンプラーの検証方法

画像生成に使うサンプラーで迷う事ありませんか、複雑なプロンプトで生成される画像はサンプラー次第で顕著な違いが生じてしまいます、cX/Y/Z plotを使えばその違いを瞬時に発見する事が出来るようになります 。

使い方を説明するよ!
まずX軸、横方向にSeedナンバーを配置します、気に入った画像のseedナンバーから4~5個程度を連番で書き込みます、Y軸 縦方向にはSamplerを選び、Y軸値にはSamplerの項目を配置します、項目を配置するにはY軸値の枠の外にメモ帳の様な物が表示されます、それを開くと全てのSamplerが表示されますので不要な項目が有ればそれを消していきます。
「凡例を描く」にチェックを入れて、生成ボタンを押せばマトリックが生成されます。

こちらが 生成されたマトリック図になります。
cX/Y/Z plotを使えば簡単に比較が出来ますので大変便利な機能です。

その他のパラメーターの特徴

パラメーターの特徴
  • steps
    • パラメータを増やすと、画像の品質が向上しますが、生成にかかる時間も長くなります。
  • noise
    • パラメータを増やすと、画像にノイズが追加されます。これにより、画像がより現実的に見えるようにすることができます
  • prompt
    • パラメータを使用して、生成される画像に追加する詳細を指定できます。たとえば、「猫が笑っている」というプロンプトを指定すると、笑っている猫の画像が生成されます。

cX/Y/Z plotの○軸設定値の書き方

X type、Y type、Z Type フィールドを使用して、行、列、バッチで共有するパラメーターを指定し、X/Y/Z values フィールドにカンマで区切って入力します。整数、浮動小数点数、範囲がサポートされています。

単純な範囲: 1-5 = 1、2、3、4、5

範囲と括弧内の増分: 1-5 (+2) = 1、3、5

10-5 (-3) = 10、7 1-3 (+0.5) = 1、1.5、2、2.5、3

範囲と正方形のカウント: 1-10 [5] = 1、3、5、7、10 0.0-1.0 [6] = 0.0、0.2、0.4、0.6、0.8、1.0

テキストを引用符で囲み、引用符とカンマの間にスペースがないことを確認してください。

X軸にはseed値を1~5までの生成を設定。
Y軸にはCFGスケール 1~5までの生成を設定。